進撃の夢小説
夕方になり訓練は終えた
帰り道
ル「二人とも感謝感激です‼」
ミ「それはもういい」
ル「私は一生、貴方達に
どこまでもついて行きます‼」
エ「もう顔を上げてくれないか」
三人はこのやり取りを
かれこれ一時間近く続けている
ミ「別に俺らはルカに借りを
作りたくて助けたわけじゃない」
エ「あぁ。同じ志を持つもの同士
助け合うのは当たり前じゃないか」
ル「うぅ…」
ルカは思わず
涙を溢しそうになるがグッと堪えた
ミ「そうだ。
俺達はもっと先を見なければ
自由になんてなれない」
ル「…うん、そうだね」
エ「ルカは強いな。
このクラスに女子が21人いたんだが、
数えると5人しかいない。
恐らく、他の16人は湖に入るのを
躊躇して開拓地を選んだだろう」
ル「えっ…訓練をなめすぎてる…」
エ「その通りだ。
意志が弱い奴はこの先、
生きていけない。」
ミ「男も4人減ってる」
エ「訓練前は63人いて、20人が脱落。
今合わせると43人か。減ったな。」
ミ「この様子だと別クラスも
脱落者が結構出てるだろうな」
エ「あぁ、そうだろう。
クラスも一つにまとまるだろうな…」
ル「ねぇ‼二人とも‼」
ミ「?」
エ「どうした?」
ル「いや、どうしたじゃないよ‼
こんな悲しい結果を
淡々と言わないで‼怖いわ‼」
ミ「あぁ、すまん」
エ「悪かったよ」
ル「(絶対、思ってないな…。)」
ル「とにかく、帰ったら二人の
水着姿をスケッチするからね‼」
ミ「ッ…」
エ「やはり覚えていたか」
ル「当然さ♪」
ミ「現金なやつだ…」
ル「クスッ)」
ル「(けど二人の言うことも分かる…
…スピナ大丈夫か?心配だな…)」
ミ・エ「…」
二人はルカの気持ちを察して
黙って歩いた