恋のお勉強はじめました！〜まずはキスから〜

言い切る前に、嵐さんが私をぎゅっと抱きしめた。

「笑ったり泣いたり・・あんた忙しいな。」

って、小さく笑う。

「らってー。」

だって、こんなにドキドキするのは生まれて初めてなんだもん。

どうしようもなく、私が「女の子」に戻っていく。

それをひしひしと感じている。

嵐さんは、くすっと微笑んで私の顔を見つめた。

「まーだ、お勉強ははじまったばかりだけど、大丈夫ですか？」

私はキッと真面目な顔を作って答えた。

「大丈夫ですっ！」

「ほんとーかなぁ。」

「ほんとーでありますっ！」