恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
「ほのか・・」

私の名前を囁いて、彼の顔がゆっくりと近づいてくる。

キュウウウウっと胸が締め付けられて・・
ほのかは、目をぎゅっとつむった。

つむって、そして、思い切り手を前に突き出した。

「・・っだめっ!私、まだあなたのことよく知らないしこういうことするのはまだはー」

や・・

言いかけて、ほのかはバチリと目を見開いた。

ベッドの中にいる。

その自分に気がついた。

ええええ・・・・ええええ・・・・

「ゆ、夢ぇ?」

ガバッと身を起こして、再確認する。

夢だ、やっぱり夢だ。

「っ、なーんつー夢を・・」

唸って、頭を抱えた。

こんな破廉恥な夢を見るなんて・・っていうか、私、高校生か!
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