不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
【百】奇跡
…神様…侑を助けて下さい。
…太一…今日はありがとう。
病室の窓から景色を眺めながらそう心で唱えた。
背中で聴くピッピッという心電図の音。
侑が生きている証拠。
空に雲一つないのが、無性にムカつく。
私はシャッと強い音を起てながらカーテンを閉めた。
そして、ベッド脇のパイプ椅子に腰掛ける。
百「侑…待ってるよ」
そして、侑に声を掛け続けた。
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【百】奇跡