不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
【百】離さない手
太一にどんな過去があったのか、知らなくて当たり前の事。
なのに……私は初めて過去にまで妬いてしまった。
侑の時は、こんな事なかったのに…。
太一に抱かれながら、あのキスを忘れようとした。
教室で太一に勝手にキスをした、あの馬鹿教師(名前忘れた)の顔も。
百「はぅっ…太一、大好き…っ」
太「ん?…俺も…」
私を見つめる色っぽい茶色の瞳も、唇に感じる甘い吐息も、温かい腕も身体も、私だけの宝(もの)だから…。
…私、こんなキャラだったっけ…?