不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
春「やっと来た…」
ポツリと呟いた春仁を見ると、私と太一からあからさまに目を逸らした。
まだジタバタしている星弥を見ながら、スーツを着たイケメンの白髪混じりのおっさんが、私に向かって走って来た。
黒髪の人は太一を目指しているっぽい。
?「可愛い〜!!!」
?「馬鹿息子っ!!」
…"馬鹿息子"!?;;
抱き着いて来たおっさんを剥がしながら隣を向く。
太一は飛び蹴りをされて、尻餅を突いていた。
私が"あんた誰だ"と、白髪混じりのおっさんに訊ねると、おっさんがニヤリと笑い、「未来の君のじいちゃんだよ」と答えた。