不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
中「なら、拳を開け。
太一と一緒に居たいと願って、張り手を食らわせろ(笑)」
百「うん」
百合亜は自分の右手を見ながら、ゆっくりと拳を開いた。
俺は百合亜の頭を撫でた。
百合亜は俺を見上げて笑う。
…うん。
キスしたい衝動に襲われる。
寧ろ一発ヤりたい。
…無理だけどな。
俺は、組長と一緒に歩くアンソニーを見付け、百合亜の背中を押した。
魁「勝てよ…?」
百「わかってる(笑)」
百合亜は手を振りながら、アンソニーへと近付いて行った。