不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
Tシャツにジャージと、グシャグシャな髪型…どうしてそこまで?
一「俺な?太一の母親と乗り気じゃなかったお見合いで知り合った。今、尋常じゃない位に愛してる。でも、その頃はまだ、忘れられない人が居た…」
百「それって……」
一「百合亜と一緒。亡くした。
俺が強くてイケメンでモテて、挙げ句の果てに、周りの女に優しくしてて、自信がなくなったんだろうな?
…飛び降りたよ。俺のマンションのベランダから」
…う、そ…でしょ…。
泣きそうな私に優しく微笑み、気絶したアンソニーを抱えあげ、起こそうと体を揺らし始めた。