不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
俺の心は複雑だった。
百合亜は、俺を見てくれる事はないかも知れない、と…。
百「…太一?大丈夫?」
固まる俺の目の前で手を振る百合亜。
太「おう…;;」
百合亜が俺の頭をポンポンと撫でて来る。
微笑みながら、何度も何度も。
百「落ち着くでしょ…。
太一が、考え込んだりとかするんだね」
太「するよ、俺だって」
百「太一は…笑っててよ…。
太一が笑ってないのはイヤだ」
百合亜は俺の頭を撫でながら、ずっと視線を合わせて来た。
丸で、"笑って"というように…。