不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
中居にだけ聞こえるようにそう言えば、中居が「ガキのくせにカッケーなあ」なんて言いながら俺の髪を撫でた。
太「俺…神埼が助かったら、2人を結ばせるから」
中「そう、だな…。複雑だが、俺もお前と同じ気持ちだ」
2人で「フッ…」と鼻で笑い合ってから車へと乗り込んだ。
病院へと向かう間、俺は震える百合亜の右手を握った。
百合亜は涙が止まる事はなく、外をずっと見つめていた。