ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
どうして、こんなにスマートに準備や段取りしてくれるなんて気の利くタイプなのに。

どーして、バツイチ子持ちの私がいいんだか。

わからん、ハイスペックイケメンの思考回路は未知だ、予測できない。

『こうくん、ありがとう!これですぐ入園出来るね!』

そう、駐車場に止めて歩いて入り口についた頃には開園から5分後という所だった。

ここからチケット売り場に列ぶと入園まであと約30分~1時間はかかるのだ。

ホントに抜かりないな。

なんで、これで独身?
むしろなぜ彼女が居なかった?


おかしいでしょ?


はぁ、もうとりあえず今日は楽しもう。
弥生もテンション更に上がってきてるしね。

『ありがとうございます、それじゃあ入りましょうか?』


『はい、行きましょう』


こうして、無事入園。

まずは人気のアトラクションの順番予約を取り、その後またそこそこ人気のアトラクションの待ち時間を見て列んで待つ。


その間弥生は内海さんとよく話し、私も聞かれたり答えたり。

待ち時間がそこそこあるけど気まずくなることも無く、待ち時間も楽しい雰囲気のまま過ごせた。


内海さんは話題が豊富だし、弥生もおしゃべりなタイプの女の子である。
会話は尽きない。

そしてたまに私も話をしている。

傍から見たら仲良し家族状態である。
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