ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
アトラクション4つ乗ったところでお昼近い時間になり、その後の人気のアトラクションの順番の時間が13時半なのでその前にお昼を食べる事にした。

『どこで食べますか?レストランもありますし、手軽にバーガー系とかもありますよ?』

そう聞かれて

『次のアトラクションに近い場所にしましょう!』
『ママ、それなら私ラーメンがいい!!』

『なるほど、分かりました。そちらに行きましょうか』


そうしてお店に向かっている時少し弥生が止まった。


どうしたかと見ると親子で手を繋いでいるのを見ていた。
右手はお父さん左手はお母さんと繋いだ3歳くらいの女の子が通り過ぎていく。


ちょっと羨ましそうな感じで見てる。

あの時期の弥生の手を繋いで歩いたのはもっぱら祖父母だったし。
あるいは私1人。

やっぱりあんな感じは憧れたりするよね。


すこし切なくなってしまうけど最近はもう、仕方ない、
うちはうちと大分気持ちの切り替えは早くなってきた。

それは弥生も同じ。


羨ましそうな感じはほんの少しの間ですぐ切り替えたように歩き出した。


『そろそろお店着くよ!ママ早く!』

『はいはい、今行くわよ!』


このやり取りもやはり内海さんは見ており少し考えていた。

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