ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
お茶も入れたし椅子に座ってみんな揃って食べようかって時にノックと共に現れたのは
『お疲れ様、今日は私も休憩ズレたから一緒に食べようと思って』
『美春さん、お疲れ様です。』
三人揃ってたので、皆でクスクス笑いがこぼれる。
ホントに良い職場。
『これ、差し入れよ!食後に皆で食べましょ。』
美春さんの手には商業施設のレストランフロアにあるお持ちかえり専門のシュークリームの箱があった。
『わぁ、美春さんありがとうございます!とりあえず冷蔵庫入れときますね!』
甘いものに目がない玲奈さんがさっそく箱を受け取り冷蔵庫に入れている。
休憩室には冷蔵庫も完備。
皆出勤したらお弁当を入れておいて冷蔵庫の上の電子レンジで温めて食べるのだ。
そして、たまにアッパーフロアで事務員をしている先生の奥さんの美春さんがやって来て女子4人で食事しているのだ。
そうして居る間に私は美春さんのお茶を入れるべく立ち上がる。
『美春さん、緑茶とコーヒーどっちが良いですか?』
『コーヒーでお願い。今日は慌ただしくて私サンドイッチなのよ。』
なるほど米にはコーヒーは微妙だが、パンなら断然コーヒーだろう。
美春さんに入れたコーヒーを持って行き4人で座って食事スタート。
色々話しながら皆持ってきたお弁当を食べる。
そろそろ食べ終わり、頂いたシュークリームを食べようとなった時に
『それにしても今朝の恋するビルの天使は破壊力あったわねぇ』
と友里さんが思い出した様に呟く
『ホントね、あのリュックはかなりマッチしていて弥生ちゃんよく似合ってたわぁ』
と美春さん。
『あぁ、あの羽付きリュックですか?』
思い返して私が返事をすると
『『そうそう!あれ、どこで売ってるの?すっごく可愛いじゃない!!』』
友里さんと美春さんから問われる。
『あれは、私の母が弥生に作ってたものですよ。売ってはないんじゃないかなぁ…』
『あぁ、葉月ちゃんのお母様作だったのね。』
2人も納得してくれたみたい。
『あれ、可愛いからウチの2人にも欲しいなぁと思ってたんだけど。売ってないのねぇ』
美春さんがちょっと残念そう。
『母はあの手の物を作るのを趣味にしてた人なので、まだちらほら小物やら服やらあるんですよ。』
そう、母は手芸が趣味の人だったので孫である弥生が産まれてからは私以来久しぶりの女の子にアレコレ作っていたのである。
亡くなってからの遺品整理の際はとにかくいろいろ出てきてびっくりしたものだ。
なぜ、その器用さが私には遺伝しなかったのか。
母が出来たから必要性を感じなかったからか私は手芸はからっきしである。
しかしそれを見越していたのか母はこの先必要そうな入学グッズやらをしっかり先の年齢を見越して様々な柄とサイズで作っていた。
ちょっと泣きそうになりながら大事に仕分けて保管している。
天使の羽リュックもその中の一つで去年だとまだ弥生に大きそうだったのでこの春年長さんになったのを期におろしたのだ。
しかし
『恋するビルの天使ってなんなんです?』
私の疑問に美春さんが一言
『弥生ちゃんっていつ見てもニコニコ笑顔の可愛い子でしょ?ビルで働く人々の癒しの存在でね、アッパーフロアの人々にもそのエンジェルスマイルが大人気なのよ!』
まさか、我が娘がそんな風に呼ばれて人気になってるとは。
確かにウチの子親バカと言われようとニコニコしてて可愛いけども。
『人見知りしなくて愛想が良いのは喜んでいいんですかねぇ』
笑いながら言うと
『お得でしょ!可愛がられるっていい事じゃない?うちはうちでそっくり双子姉妹だから話題になるみたいだけど。大体は双子と弥生ちゃんのやり取りが癒し系なんだって。』
『お疲れ様、今日は私も休憩ズレたから一緒に食べようと思って』
『美春さん、お疲れ様です。』
三人揃ってたので、皆でクスクス笑いがこぼれる。
ホントに良い職場。
『これ、差し入れよ!食後に皆で食べましょ。』
美春さんの手には商業施設のレストランフロアにあるお持ちかえり専門のシュークリームの箱があった。
『わぁ、美春さんありがとうございます!とりあえず冷蔵庫入れときますね!』
甘いものに目がない玲奈さんがさっそく箱を受け取り冷蔵庫に入れている。
休憩室には冷蔵庫も完備。
皆出勤したらお弁当を入れておいて冷蔵庫の上の電子レンジで温めて食べるのだ。
そして、たまにアッパーフロアで事務員をしている先生の奥さんの美春さんがやって来て女子4人で食事しているのだ。
そうして居る間に私は美春さんのお茶を入れるべく立ち上がる。
『美春さん、緑茶とコーヒーどっちが良いですか?』
『コーヒーでお願い。今日は慌ただしくて私サンドイッチなのよ。』
なるほど米にはコーヒーは微妙だが、パンなら断然コーヒーだろう。
美春さんに入れたコーヒーを持って行き4人で座って食事スタート。
色々話しながら皆持ってきたお弁当を食べる。
そろそろ食べ終わり、頂いたシュークリームを食べようとなった時に
『それにしても今朝の恋するビルの天使は破壊力あったわねぇ』
と友里さんが思い出した様に呟く
『ホントね、あのリュックはかなりマッチしていて弥生ちゃんよく似合ってたわぁ』
と美春さん。
『あぁ、あの羽付きリュックですか?』
思い返して私が返事をすると
『『そうそう!あれ、どこで売ってるの?すっごく可愛いじゃない!!』』
友里さんと美春さんから問われる。
『あれは、私の母が弥生に作ってたものですよ。売ってはないんじゃないかなぁ…』
『あぁ、葉月ちゃんのお母様作だったのね。』
2人も納得してくれたみたい。
『あれ、可愛いからウチの2人にも欲しいなぁと思ってたんだけど。売ってないのねぇ』
美春さんがちょっと残念そう。
『母はあの手の物を作るのを趣味にしてた人なので、まだちらほら小物やら服やらあるんですよ。』
そう、母は手芸が趣味の人だったので孫である弥生が産まれてからは私以来久しぶりの女の子にアレコレ作っていたのである。
亡くなってからの遺品整理の際はとにかくいろいろ出てきてびっくりしたものだ。
なぜ、その器用さが私には遺伝しなかったのか。
母が出来たから必要性を感じなかったからか私は手芸はからっきしである。
しかしそれを見越していたのか母はこの先必要そうな入学グッズやらをしっかり先の年齢を見越して様々な柄とサイズで作っていた。
ちょっと泣きそうになりながら大事に仕分けて保管している。
天使の羽リュックもその中の一つで去年だとまだ弥生に大きそうだったのでこの春年長さんになったのを期におろしたのだ。
しかし
『恋するビルの天使ってなんなんです?』
私の疑問に美春さんが一言
『弥生ちゃんっていつ見てもニコニコ笑顔の可愛い子でしょ?ビルで働く人々の癒しの存在でね、アッパーフロアの人々にもそのエンジェルスマイルが大人気なのよ!』
まさか、我が娘がそんな風に呼ばれて人気になってるとは。
確かにウチの子親バカと言われようとニコニコしてて可愛いけども。
『人見知りしなくて愛想が良いのは喜んでいいんですかねぇ』
笑いながら言うと
『お得でしょ!可愛がられるっていい事じゃない?うちはうちでそっくり双子姉妹だから話題になるみたいだけど。大体は双子と弥生ちゃんのやり取りが癒し系なんだって。』