ホームランを胸に ファースト
伊織は涼を抱いて保健室へ向かった。

そして、あの女と話をすることになった。

「お前、名前はなんだよ」

「私は安東みゆき(あんどうみゆき)」

「あーそうか。お前な俺の彼女に何がしたいんだよ!」

涼はきっとこの人を知らない。

だから涼の代わりに聞いておきたい。

「お前には言えないから。」

「は?次やったら許さねーよ」

マジで思った。

涼に嫌な思いはして欲しくない。

「無理、あいつが悪いんだから。」


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