ホームランを胸に ファースト
キーンコーンカーンコーン♪

「では、今日は終わりにします。さようなら」

「さようならー」

私は深く礼をして振り返ると伊織がいた

「うわっ」

驚いて後ろに倒れそうになった時

「危ねーな!」

伊織が腕を引っ張り助けてくれた。

「ありがと...じゃないよ!びっくりするじゃん!」

「ははっ知らねーよ。ほら行くぞ」

私の腕をつかんだまま歩きだした。

「どこ行くの??」

伊織は無言で歩き続けた。
< 5 / 176 >

この作品をシェア

pagetop