ホームランを胸に ファースト
「涼ちゃーーーーーん!お兄ちゃーーーん!」

パッ!と後ろを見るとあの可愛い優衣ちゃんが、走って来ていた。

「優衣、どうした?」

葵が心配そうに言うと

「涼ちゃんの忘れ物!のついでについて行く!」

はい!と優衣ちゃんは私のバックに付いていたストラップをくれた。

「ありがとう!」

私達は家まで歩いた。

その会話は1度も途切れずノンストップで話したいほど楽しかった。

家の前に着くと優衣ちゃんが驚いた顔をした。


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