許し方がわからなくて
「そういうわけだから…椎?オレのお嫁さんになってね。」

満面の笑みに引きつる私。

あれ?

これはこれで面倒なことになってない?

てか、湊くんが高校生の時って、私小学生だよね?

『湊くんってロリコンだったの?』

「いやいや、強くは否定できないけど、年のわりに椎は大人っぽくて中学生位に見えてたぞ。」

まぁ、確かにいつも間違われてたけど。

う~ん、フクザツ!

とか思ってたら、玄関のインターホンが鳴る。

下の玄関じゃない。

てことは、下のオートロック解除できる人ってこと。

もしかして…。

「絶対、臣だろ。」

笑がため息と同時に言うと。

「さっそくオレの出番だな。」

ニヤケながら玄関に向かう湊くん。

いやいや、さっそく対面する気?!

慌てて追いかける私…よりも、兄三人の方が早かった。





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