許し方がわからなくて
協力者現れる
今日も1日、疲れました。

仕事で疲れ、待ち伏せしてた臣に疲れ。

まぁ、杏が撃退してくれたけど。

なんか対策練るべき?

マンションにつき、カギを開けようとして…開いてる?

また、お兄達の誰かか?!

急いで部屋に入ると、そこには寛ぐ二人の男とキッチンで料理してる男。

……。

『なんで三人揃ってんのよっ?!』

「おかえり~、椎!」

「おかえり。」

「おかえり。もうすぐご飯できるよ。椎の好きなシチューだぞ。」

私の叫び声に何にも動じない兄三人。

長男、壱(いち)は料理が趣味の警察官。

いちおエリートでキャリアらしい。

優しくてポアポアしてるのに、警察官ってギャップに未だに慣れない私。

次男、笑(にこ)は一番最初におかえりって言ってきた、明るくいつも元気なお花屋さんの店長。

繁華街近くだから、ホストやキャバクラなんかの夜のお店に重宝されてるらしい。

お昼2時から夜中2時まで開けてるからね。

三男、蜜(みつ)は基本クールなバイク屋さんの整備士。

バイクバカなんだけど、あんなに絶対取らないといっていたクルマの免許を一昨年取得。

何故か聞いたら、「椎がもし病気になったら、クルマの方が安全だろ。」とのこと。

有難いけど、当然バイクバカだからバイクしか持ってません。

そんなちょっと天然も持ち合わせてる、無口な男です。
< 8 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop