年下の男
純
爽やかな王子様が
いつかこんな私に告白してくれて
そんな爽やか王子様と
草原を優雅に手を繋いで
時も忘れてお散歩デートして
夜は綺麗な丘で
星空を眺めながら
気がついたら目が合って
キスをして
そして
永遠の愛を誓いあう。
こんな非現実な理想をずっと
掲げてしまっていた。
現実には恋愛も上手くいかず
私はもう三十路になろうとしている
< 1 / 8 >