媚薬と私
みどりは、お酒をある程度飲むと、とても陽気になる。
そして彼女は、スキンシップが多くなる。
飲み会で彼女がいる時は、いつもそうだ。
「貝瀬さん、今日はありがとうございます♪」
彼女はそういって、僕の隣にきて、ビールをついでくれた。
ピタッと、僕の横にくっついてくる。
彼女の胸が、僕の腕に当たった。
・・・やばい。
彼女に女を感じてしまう・・・。
スキンシップは、女の最大の武器だ。
その気が無くても、女の子から寄り添われると、男は悪い気がしない。
彼女は、僕と一緒に仕事をしていた頃の話を、面白おかしく話していた。
彼女は負けん気が強かったが、実は人一倍、繊細な女性だった。
彼女と初めて会った時、凄い子と一緒だなと思った。
派手な服装で、ギャルなのだ!
言葉使いも考え方も、全く違う・・。
しかし、一緒に仕事をすると、凄くいい子だと思った。
明るくてサバサバしているのが、周りのイメージだが、本当はとても繊細で、
思いやりがある女性だ。