最後の恋
私が起きている時間に彼は寝て、彼が起きている時間に私は眠る。


同じ空の下にいるとしても、私たちが見ている空は全くの別物で同じ空を見ているわけではない。


同じ瞬間(とき)に同じ太陽も月も星さえも見ることは出来ない。


大学で出来た友人達は皆、出会いを求めて合コンやサークルの飲み会に参加しては大学生活と恋愛を謳歌していたのに私は大学3年生になっても彼氏いない歴=年齢という有様だった。


そんな私でも、全く出会いがなかったわけじゃない。


中には、いいな…と思えるような人もいた事はいた…。


だけど、いざ付き合える?そうなった時に毎回のように思い知らされるだけだった。





私まだ全然…一ノ瀬君の事忘れられてない……






< 90 / 277 >

この作品をシェア

pagetop