最後の恋
いい加減、忘れたかった…。


いつになったら忘れられる?


いつになったら他の誰かを好きになれる?


自分自身、見つからない…分からないその答えを探し求めてた。


もう会えない人をいつまでも思い続ける自分が悲しくて…高校時代のアルバムも封印した。


高校時代の彼を思い出すと、必ず対のように思い出してしまう人もいたから…。


その人は同じ卒業アルバムに載ることはなかったあの彼女だ。


彼女の詳細についても、何もかもわからないままだった。




あれから10年という月日が経っても尚、私は私だけはまた1人だけ過去に取り残されたままだった…。




< 91 / 277 >

この作品をシェア

pagetop