最後の恋
そんな私が一歩前に歩き出せたのは、大学3年の冬だった。
大学から上京していた美優と久しぶりに居酒屋で飲んでいた時に、偶然同じ店に飲みに来ていた美優の大学の友人の中にその彼、山内君はいた。
初めて彼を見た時、顔ではなくてなんて言うか滲み出る空気がどことなく彼、一ノ瀬君と似てる気がした。
これは、自分にしか分からないものかも知れない。
そう思った時点で、私は知らず知らずのうちに彼に一ノ瀬君の面影を重ねていたのだろう。
だけど、一ノ瀬君以外の人に心が揺れたのは初めてだっだから…もしかしたらこれで私も長い長い片思いから卒業できるかも知れない。
彼と出会えて、やっと私はそう思うことができた。
それから私たちの仲は急速に縮まっていった。
それは、異様なほどに私と彼をくっつけようとする周りの後押しもあったからだけど。
そして山内君は私にとって初めての彼氏になった。
大学から上京していた美優と久しぶりに居酒屋で飲んでいた時に、偶然同じ店に飲みに来ていた美優の大学の友人の中にその彼、山内君はいた。
初めて彼を見た時、顔ではなくてなんて言うか滲み出る空気がどことなく彼、一ノ瀬君と似てる気がした。
これは、自分にしか分からないものかも知れない。
そう思った時点で、私は知らず知らずのうちに彼に一ノ瀬君の面影を重ねていたのだろう。
だけど、一ノ瀬君以外の人に心が揺れたのは初めてだっだから…もしかしたらこれで私も長い長い片思いから卒業できるかも知れない。
彼と出会えて、やっと私はそう思うことができた。
それから私たちの仲は急速に縮まっていった。
それは、異様なほどに私と彼をくっつけようとする周りの後押しもあったからだけど。
そして山内君は私にとって初めての彼氏になった。