どんな君でも、愛おしくてたまらない。





桜のように儚い、たった一瞬。


わたしは確かに、あの日、名前も知らない少年に恋をした。



ちっぽけな、初恋だった。



あれからずっと、わたしはあの少年の優しい笑みを忘れられずにいる。




< 3 / 231 >

この作品をシェア

pagetop