塾カレ
壁にもたれ掛かり、目を閉じ静かに到着を待つ姿はもう言葉に出来ないほどかっこいい。
無意識のうちに心臓の音が加速する
早くついてくれ、心臓がもたない…
珍しく、私の願いが神に届いたのかエレベーターの扉が開いた
「お姉さんからどうぞ!」
「わ!あ、ありがとうございます!!」
弟君に、お兄ちゃんのことガン見してたことバレてませんように!!
そう願いながら母の待つ車へと急いだ
「おかえり、どうだった???」
「ただいま、うん、究極にやばい。」
「え?」
私は先ほどのイケメン兄弟のことを話した
「きゃあああ!何それ!いいじゃん!!
やっぱりいたでしょ?イケメン♡」
「おっしゃる通りでした!!
もうどうしよう、本当にイケメンすぎて泡吹きそうだった」