塾カレ

「おーい、席つけーーー」



ドダダダダダダダダ




ガタッ



「ふう。」


「おかえりゆら!」



「ただいま、うん、準備オーケイ」




ゆらはどこからか走ってきたかのように息切れをしていた



この短時間に、何してきたんだ?










「起立、礼、さよーならーー」



放課後になると、咲姫ちゃんがスキップしながらやって来た




「咲姫ちゃん、何かいいことあったの??」



「ん?もう少しでわかるから大丈夫だよ♪」











もう少しでわかるって…何のことだろう?





咲姫ちゃんから視線を逸らし、教室の隅を見ると、






"かなめお願い!!!!"




ちょうどゆらがかなめに何かをお願いしている時だった




かなめはしばらくしてから頷くと、ゆらの後ろに付いてきた


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