塾カレ
「わかった、探してみる!」
とは言ってみたものの、手がかりが何も無いせいで何からすればいいのか分からない
「ひ、ヒントちょうだい!!!
手がかりなさすぎてお先真っ暗(泣)」
「うーん、そうだなぁ。」
「あ、じゃあ関わった人の持ち物に気を配ったらどう?」
「それがいい!!
早速明日から行動開始だね!」
「分かった!!!」
人の持ち物ね…よし。
「ゆらちゃんたち、長々引き止めちゃってごめんなさいね
やっぱり送らせてもらうわ」
時刻はそろそろ八時を回る
いくらささくんが一緒にいても夜道は危険だよね
3人ともお母さんの意思が通じたようで
『お言葉に甘えさせてもらいます』
と言って送ってもらうことになった
ふぅ。
なんだか今日はたくさんの事がありすぎて頭がパンクしそう…
とりあえず私は人の持ち物を見なきゃなね
っていっても持ち物なんてたくさんあるし…
「うわぁあもう分かんない!!寝る!」
私はこれ以上頭を使わないよう現実世界をシャットアウトした