腐女子な私と、3人の萌え王子
「え?何をって……」
あなた達3人です!
なんて恥ずかしくて言えなくて、しどろもどろになりながら双眼鏡を背中に隠す。
そもそも遠くからチラッと見るくらいなら可愛いかもしれないけど、
わざわさ屋上というベスポジを確保しつつ、双眼鏡でガッツリ3人の様子を観察するとか、
完全にストーカーな行為、口が裂けても言えない。
ゆっくりと3人が近づく。
萌えオーラを振り撒きつつ私を包囲する3人に、胸が苦しくなった。