腐女子な私と、3人の萌え王子
今日からペット
最初に反応したのは竜也だった。
「この子、ヤバイよ。触れちゃいけない子だよ」
じりじりと後退りする竜也に、優人が「うん、うん」と頷いた。
「何も見なかったことにして、そっとしとこう。帰ろう、竜也、楓馬」
ずれた眼鏡を指先でクイッと持ち上げて、優人が言った。
そんなメガネ男子の定番の萌え仕草に、全身が熱くなる。
目を爛々と輝かせて優人を見る私に、怯える優人と竜也。
ただでさえ色白の優人の顔が、紙のように白くなる。