腐女子な私と、3人の萌え王子



優人は無表情のまま「いや……」と話を切り出した。



「そうだよな」と喜びかけた竜也の表情が、みるみる強張ってゆく。



「いや……楓馬の言うことにも一理ある。危険人物だからこそ、近くに置いて管理しなければならない。この後の、俺達の自尊心を守るためにも!」



決意したように言い切る優人に、竜也は手を膝に置いてガックリと項垂れた。



「どうなっても知らねーぞ!!」



透き通った青空に、竜也の声が響く。



「2人の許可もおりたし、よろしくな」



太陽みたいな笑顔で、楓馬か私に向かって手を差し出した。



おずおずと伸ばした手を握る楓馬。



大きくて力強い手に、胸がドクドクと脈打った。



< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

CD2(中2男子)お泊り日記
ミー文/著

総文字数/2,896

ノンフィクション・実話14ページ

表紙を見る
Soul Lovers2~あなたの笑顔を守りたくて~
ミー文/著

総文字数/27,083

恋愛(純愛)70ページ

表紙を見る
君色の音と私の恋
ミー文/著

総文字数/18,330

恋愛(学園)47ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop