センパイのカノジョにしてください


由実ちゃんの運転する車は100均の駐車場に停められた。

スマホで時間を確認すると、待ち合わせ時間の10分前。
すごい、なんかいいカンジ!

私は圭太センパイにlineで『つきました』って送った。

とりあえず、私も由実ちゃんと一緒に100均に入ってようかな?
そう思って、由実ちゃんの後ろをついて店内へ。


お店に入ってすぐLineの着信音。

圭太センパイ!?

予想通り圭太センパイからで『どこ?』って返信がある。

え!
どこ?ってきくってことは着いてるってこと!?


「ゆ、由実ちゃん!」

文具コーナーでメモ帳を選んでる由実ちゃんに駆け寄る。

「あ、来た?」

「多分!!」

「楽しんでこい」

ニッコリと笑ってくれる。

「はいっ!!」

バタバタと店を出た。


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