センパイのカノジョにしてください


「ホントーにごちそうさまでした!」

「いつもよりからあげと抹茶パフェうまかったろ?」

店を出て改めてお礼を言うと、ニコニコしながら圭太センパイがきく。

「はいっ。どっかの高級レストランみたいでしたっ」

「アホ。そりゃいいすぎ」

圭太センパイはゲラゲラ笑う。
私も圭太センパイが笑ってくれるのがすごくうれしくて、一緒に笑った。


「差し入れしようぜ」

「そうですね」

私たちはファミリーレストラン・ジョイフルの隣にあるドラッグストアに入った。

今日練習に出てるコは10人。
そして、私たちの分。
計12本のペットボトルを購入。

会計はワリカンでってことだったけど、それでも圭太センパイは少し多めに出してくれた。


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