センパイのカノジョにしてください


おそるおそる圭太センパイの後ろにまたがる。

ぎゃっっ!
ヤバイ!
スカートが!

スカート、今日は短いしあんまり広がらないから、またがると、思いきりふともも全開。
パンツ見えちゃうよぉ!


仕方ないから、横向きに座る。

それでも、ふとももまでかなり露出してる状態でめっちゃ恥ずかしい!


「乗ったか?」

「はい、なんとか」

私の返事をきくと、圭太センパイはエンジンをかける。

バイクの振動で私の心拍数が上がる。

バイクの2人乗りなんてとっても悪いことしてるみたい。
その背徳感。

好きな人とヒミツを共有してる絆の深まるカンジ。


そして。

「しっかり捕まっとけ」

ドッキーーー!

圭太センパイが自分のおなかに私の両腕を巻きつける。

「危ないから。冗談抜きで落ちたりバランスくずしたりするから」

「はいっ」


神様。
私、今ならキュン死しそうです。


< 29 / 52 >

この作品をシェア

pagetop