最強少女
そう言うと、仁は悲しそうに微笑んだ。



この微笑み、どこかで…。
…でも、わからない。





「親父は明日の朝に帰ってくる。
今戻って必要な物持っていこう」



「わかった」





走って家に戻り、
着替えやら食料やら、パソコンやらお金やら。

カバンに入れて私と仁は逃げた。

電車に乗って降りて、
乗って降りての繰り返し。




知らないところに来た。
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