最強少女



「時雨さん、どうしたの?」



「…何でもない」






そう言って時雨は机に伏せて寝てしまった。





「そっか…。

…で、なんで王子達はそんな制服なの?」





あ。愛弥には言ってなかったっけ。





「秋さんが勝手に」



「秋さんならやるね」





愛弥がいつもよりも大人しい。
それは白龍がいるからだろう。





「ねー、そのノートはなに?」



「あ、これ?
教えるかよ」





そう言ってノートをカバンにしまった。
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