天然猫とおバカは紙一重。
「まあ、理由は分かったしどこに行きたいのかな??」

「ゆうくんのところー!!!!」


と目的地を告げれた僕の顔はどやぁ!!

ゆうくん!あーくん!ボクはちゃんと言えたよ!


「おバカ…
部屋の名前とか、分からない??」

「ゆうくん1番偉いところにいると思うー」

「…もしかしてそのゆうくんって、夕陽って名前だったりするー?」


ゆうくんは、夕陽…??

……あ、ひーくんってあーくんのこと呼んでたらややこしい!って言われたからそうだ!!


首を全力で縦にふる。
それはもうぶんぶんと、しっかり伝わるようにふる!


「す、ストップ!
分かったから!止まって!!!」

ピタッ!と止まるボクは聞き分けのいい子でもあるんだよ


「天使さまはすごいね
ゆうくんの事分かるんだね!」

「その人理事長だよー?
君って何者…」

「あっ!ボクは澄 キヨ !
朝比奈 アサヒナ 澄 キヨ って言うよ!」


よろしくね!と手を差し出してみる

握手はみんなするんでしょう?
絵本で読んだ!


「きよ、か
僕は「天使さま!!」……じゃなくて、早房 ハヤブサ 蒼汰 ソウタ って言うよー
好きなように呼んでね」

1年生、澄と一緒だと思うよーって付け足して握手!

そうくん!!って呼んでみたらエンジェルスマイルが届いたからやっぱり天使さま


そのまま手を引かれながら連れていってもらう
ボクよりも少し背が高い天使さまは可愛いけど頼りになるお人でした。
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