年下彼氏+年上彼女
『これから、第2回 南雅中文化祭を始めます!』

「「イエーイ!」」


あたし、葵は南雅中学校の生徒会長。


だいたい2年で生徒会長になるってすごいから、この学校では一応スーパースター的存在。

でも、現在彼氏ナシ。告白してくる人は、1年のコロからたくさんいたけど、

そのぶん、ぜんぶ振った。

あたしは、きっと運命の赤い糸につながる人を見つけたかったから。

運命の赤い糸―運命の人―・・・





「生徒会長!会長は、何やるんですか??」

『ん?あたしはみんなのお店周り』

「へぇ~♪ウチのお店にも来て下さいね!会長なら50㌫OFFですから♪」
『やった!ありがとね~』


いつもこんなかんじ。特別扱いはキライじゃないけど差別につながるからあんま、好ましくない。

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