いつか、青空の下で君と
初めましてとバイバイ
「あ〜、入学式とかめんどくさいなぁ〜」
ようやく寒さが薄れ、春の訪れを感じる
今日この頃。
隣で少し間延びした声をだす私の親友、奥村すずはいたずらな顔をして、「さぼっちゃっおうか!」なんて言ってる。
一見、誰もが認める容姿を持つ彼女は、見た目に反してとてもサバサバしている。
その性格ゆえに勘違いされてしまうことも多いけど、本当は人一倍優しい子なんだよね。
「すず達の学年、かっこいい人いるかなっ!??あっ、あの人可愛い!!」
「あはは、相変わらすずは可愛い人やかっこいい人が好きだよね〜〜」
「えぇ〜?だって可愛い人とか見てると癒されるんだもーん!でも、やっぱり1番の癒しは鎖那だけだからねぇー!!」
「あはは!ありがとう〜。私だってすずは癒しだからね!!」