いつか、青空の下で君と
深〜く悩んでいたからか、近くに寄ってきていた彼女に気付かなかった。
「ねぇねぇ!!凄く難しい漢字だよね?なんて読むの〜〜??
ししだま?くさな??
あたし馬鹿だからわかんないや〜
あっ!このキーホルダー可愛い!!」
話しかけてくれたのは嬉しいけど……。
マシンガントークだなぁー。
「え〜……と。まず自己紹介から始めるね??
私の名前は獅子王鎖那(ししお さな)。
あっ、名字は堅苦しいから下の名前で呼んでね!!
後は、このキーホルダーはね〜??私の幼馴染とお揃いなんだぁ〜。
そうだ!!名前聞いてもいい??」
「鎖那ちゃんか!!あたしは翔石りこ!(かけいし)
あたしのこともりこって呼んで〜!
でも、幼馴染かぁ〜!いいなぁ」
「うん、ちなみに同じクラスだよー」
「えっ!どこどこ〜?」なんて、キョロキョロ辺りを見渡すりこ。
なんか、どことなくすずに似てんだよなぁ〜。