いつか、青空の下で君と
「鎖那〜〜!もーすぐ入学式はじまる……」
「あっ、今きたボブの髪の子が幼馴染!」
「へぇー!可愛い子だね〜?」
「ねぇー!なのに自覚してないんだよね」
私とりこが話している内容についていけないのか、すずはキョトンとした顔で私達を見てくる。
「あたし、翔石 りこ!宜しくね!」
「あっ、うん!すずは、二誌蔵すず。すずって呼んでね」
「はーい!それにしても…………。すずも、鎖那も、めっちゃ可愛くない??」
急に真面目な顔をしたからどうしたのかな?とおもえばそんなことを言ったりこ。
「そんなー、すずが可愛いのはわかるけど。私が可愛いわけないよ」
本当、自分で言っていて悲しいくらい。
すずはふわっとした髪の毛が印象的で、ぱっちり二重で、可愛い。
りこは日本人形みたいに整った顔をしてる美人さんだし。
そんな2人と友達な私、凄いなって思う。