君の声がきこえたら。

寒い。
寒い。
寒い。

教室の扉を開けると外よりも寒い廊下に私の身体は大袈裟なくらいに震えた。
ガタガタから、ガクガクに変わっていく。

寒いのは嫌いだ。

何度も何度も両手を口元で擦り合わせながら
冷たくて寒くてさみしい色の、冬の廊下を歩いた。

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