綺麗な、ワタシ。
頭が真っ白だ。


さっぱりわけがわからない。


「私が、畠山さんに何をしたか?


ハハ、何をされたかの間違いじゃないですか......?」


わざとおどけて見せるけれど、その佐伯さんの顔は、本気だった。


「ふざけるのもいい加減にしなさい。


貴女がなにをしたかなんて、もう全部、社長まで漏れているのよ!」


私は、何をしたのだろうか。


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