愛を込めて〜別れはいつの日か突然に〜
今は陵とリビングで2人っきり。
一さんが気を利かせてか、陵輝と一緒に遊んでくれている。

「凛、何で突然消えた」
「来那さんと結婚した?」
「質問に答えろ!!」
「キャッ」
陵が本気で怒ってる
どうしよ、、
「ごめん。来那さんと結婚した方が皆幸せになれるから」
「俺がいつそんな事頼んだ?」
「私が決めた」
「勝手に決めんなや!
凛。俺は来那とは結婚してねぇ。それに、凛と別れたつもりもねぇ」
「なんで、」
「俺の隣は凛って決まってんだ。凛が組を思ってしてくれた事はありがてぇ。けど、俺の意見も聞いてくれよ。俺そんなに頼りなかった?」
「陵。そんな事ないよ!ごめん。私がバカだっただけ。皆にちゃんと話すべきだった」
「悪りぃ。俺が凛をそんな事させるまで、不安にさせてたんだよな。悪かった。
けど、俺は今でも凛が好きだ。だから、また俺んとこ戻ってこい」
「え、私皆んなの事裏切ったのに?」
「裏切ってなんかない。組員にもちゃんと説明したら、ぜってぇ、戻って来てほしいって言うはずだ。
皆んな凛の事が好きだからな」
「陵。ありがとう!私また皆んなと一緒に暮らしたい」
「凛ならそう言ってくれると思ってた。また、一緒に暮らそう」
「あ、陵。陵輝の事なんだけど…」
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