愛を込めて〜別れはいつの日か突然に〜
それからの私は何もかもが無だった。
陵にバレないように必要最低限の物だけを詰める。
そして、離婚届にもサインをした。

私さえ消えれば皆が幸せ
ごめんねお腹の中の赤ちゃん。貴方をお父さんの居ない子どもにしちゃって。けど、私が大切に育てるから


その夜私は陵との最後の夜を共にした
「凛。ただいま」
「陵!おかえり〜ご飯出来てるよ!」
「おぅ。やっぱ凛の作るご飯はうめぇな。
これからも作ってくれよな」
そんな事今言わないでよ。離れられなくなるじゃん
「う、うん!ありがとう」
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