私の???(短編)
見てた
その人は、『見ていた』のです。

もう、気づいていますか?



あら、まだ気づいていないようすですね。
まぁいいでしょう。

まず、手がダラダラになった修学旅行。

あの日見ていたんです。
ですが、他の人と、同じ反応をしました。

理科の実験で暑くなった実験道具に触ってしまった位にしか思ってない演技をしてまで。

見ていたのはそこだけじゃありません。

汚い笑い声…いや、北原さんに足を踏まれているのも見ていたんです。

「新橋先生?」
いいえ、違います。

続いていきましょう。




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