青空の欠片

「…ツンデレじゃ、ないから。」
「あぅ…なんで分かったの!?エスパー!?」

「ねぇ、君たち。」
私と、奏が話していると、一人の男子が話し掛ける。心無しか、顔が少し赤い。まぁ、奏が美少女だし。当然、緊張するに決まっている。

「あの…名前…を知りたいってアイツらがっ!!!」
男子は固まって話してる男子の塊を指し、更に顔を赤くする。
「私は、宮野綾。こっちは佐倉奏。キミは?」
「俺は…上谷 竜也(カミヤタツヤ)。」
「よろしく、竜也!!…で、いいよね。」
「はぁ…、まぁ…。」

私はそう言って、竜也に了承を得て呼び捨てで名前を呼んだ。

「竜也…お前、いきなりナンパか?」
私達が話していると、後ろから声が聞こえ、私は振り向いた。
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