泣き跡に一輪の花Ⅰ~Love or Friends~。
「ちょっと乱暴しないでくださいよー。 潤さん、あづさん泣いてましたよね?」
純恋は呆れたような表情をしながら言い、後ろにいた潤をどうなんですかとでもいうように凝視した。
「さぁな」
潤は口角を上げて、面白そうに言う。
いやいやいや、否定してくれ!!
「えーあやし「うるさい!! ゴチャゴチャ言ってっと置いてくぞ!」
俺は純恋の言葉を阻止して、逃げるように公園を後にした。
すごいムシャクシャした。
図星なのが尺に触って、俺はやたら頬が熱を帯びた。
「ちょっと待って下さいよ!」「やれやれ」
後ろから聞こえる2人の声がハモっているのが何故か癪に触って、余計俺はイラついた。
気に食わねえ。
……嫌な感じだ。
まぁ、それでも別にいいけど。