泣き跡に一輪の花Ⅰ~Love or Friends~。
「もちろん、お前が自殺した話も
病院での話も全部したけどー。
言ったらこいつら、なんて言ったと思う?」
得意げに言い放つあづの態度が、ムカついて仕方がなかった。
なぁ、おちょくってんのかよ……。
「……そんなん、ダサい以外の何モノでもないだろ」
これを言わせたくて仕方がねぇのかよ……。
「いーや、ハズレだ。
みんな、泣き喚いたよ!!!!」
「は?」
無意識のうちに、戸惑いの声が漏れた。