泣き跡に一輪の花Ⅰ~Love or Friends~。
バカあづ!!
……いや、馬鹿は俺だ。
何で俺は寝たりしたんだよ!!
気ぃぬけすぎだろ!!
「あーもう!くそっ!!」
自分の落ち度にムシャクシャして、俺は思わず、台所にあったゴミ箱を思いっきり蹴り飛ばした。
ピンポーン。
直後、俺がそれどころではないのにも関わらず、
家のインターホンが鳴った。
ゴミ箱から出たもののせいで散らかった台所を片付けもせずに、俺は玄関に行き、家のドアを開けた。