泣き跡に一輪の花Ⅰ~Love or Friends~。
あとがき。
初めまして、永時望と申します。
最後まで読んでくださり、ありがとう
ございました。
自分でも初めて書いた小説が想像以上の
長編モノなりまして、驚いております。
さて、不器用すぎる彼らが生きた人生は
どうだったでしょうか。
たった1ヶ月に、たくさんのことが
起きてしまいましたが笑。
しかし、その1ヶ月の全てが、彼らの人生を
変えてくれたとても素敵な日常です。
死にたくても生きてください。そしたら、きっと人生は楽しくなりますから。
空我の人生は、今までもこれからも、楽しいものになるんだと思います。
お察しかとは思いますが、この後潤は桜桃と。そして恵美は、一体龍弥と奈々絵のどちらを取るのでしょうか。あるいは他の誰かかもしれませんが、何にせよ、その辺はⅡに期待してください。
ちなみに、題名のLove or Friendsは純恋と潤を。そして、親の愛と友情を表しています。
空我はその両方を手にしましたが、その代わりとして親友を一人失ったわけです。
実は、奈々絵が亡くなるのは、泣き跡に一輪の花を書き始めた当初から考えていました。
空我はきっと、母親の本意でなかったとしても、虐待された記憶は消えないし、これからも死にたいとかは考えるんだと思います。
それでも、彼にいつでも生きる力を与える希望の光があればと思い、奈々絵にはその光になってもらった所存です。